#3 食事と健康

第3回のテーマは「食事と健康」です。限られた文字数で語るには、あまりにも大きなテーマ。結論から言うと、大切なのはバランスと量です。

分かりやすい資料は、農林水産省が出している「食事バランスガイド」です。このガイドに従って食事をとっていただければ、健康のためにも、ダイエットのためにも、役立ちます。

まず、量的には、主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の順番にとること。特に、主菜よりも副菜が多いことに注目してください。肉や魚などの主菜よりも、サラダや煮物などの副菜を多くとります。野菜たっぷりなお味噌汁を副菜として数えていただいてもOKです。主食は、ほどほどにとるようにしましょう。

牛乳・乳製品と果物は、意外と少なくなりがちな食品です。栄養たっぷりですので、毎日、食卓に並べられるように、意識してください。

そして、最後にお水。食事でとる水分も含めて、1日1.5~2リットルくらい、積極的にとるようにしてください。「水を飲み過ぎるとむくむのよね~」というアナタ!それは、塩分を取り過ぎているか、からだを動かしていないかのどちらかです。塩分はほどほどにして、からだをしっかりと動かしましょう!

執筆者

中田由夫(なかたよしお)

筑波大学体育系 准教授

主な研究テーマ
食事と運動を中心とした行動変容が生活習慣病の予防および改善に及ぼす影響を明らかにすることを目指しています。
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